
台湾旅行を予定しているなら、EasyCard(悠遊カード)はぜひ持っておきたい便利アイテムです。公共交通から買い物、観光施設まで幅広く使える非接触型ICカードで、現地の人々にも旅行者にも広く利用されています。
この記事では、2025年にEasyCardを購入する方法、料金、利用可能な場所、カードの種類など、旅行前に知っておくべき情報をわかりやすくご紹介します。
EasyCard(悠遊カード)とは?
EasyCard(悠遊カード)は、台湾で使える非接触型のチャージ式スマートカードです。元々は公共交通機関用に導入されましたが、現在では電子マネーとして様々な支払いに対応しています。
地下鉄(MRT)、バス、台鉄、コンビニ、自動販売機、観光施設など、タッチするだけでスムーズに決済可能。現金不要で手間が省けるため、旅行者にとって非常に便利です。
EasyCardはいくらで購入できる?
2025年現在、一般用EasyCardの基本料金は以下の通りです:
- NT$100(カード保証金・返金不可)
- NT$100以上のチャージが必要
つまり、初期費用はNT$200(約1,000円前後)が目安です。カードは繰り返し使用可能で、長期間有効です。
チャージはNT$100単位で可能で、上限はNT$10,000。不要になった場合、対応窓口で残高の払い戻し(手数料NT$20)もできます。
2025年版:EasyCardの購入方法
台湾到着後、以下の場所でEasyCardを購入可能です。
空港内:
- 台北桃園国際空港(TPE):第1・第2ターミナルMRT駅のカウンターや券売機で購入可
- 台北松山空港:MRTカウンターにて購入可
- 高雄・台中空港:近隣の駅で購入可能な場合あり
MRT・鉄道駅:
- 台北MRTの各主要駅で販売中
- 台鉄(TRA)・台湾高速鉄道(THSR)の駅窓口でも取扱あり
コンビニ:
- 7-Eleven
- FamilyMart
- Hi-Life
- OK Mart
これらの店舗は台湾各地にあり、24時間営業。レジで簡単に購入・チャージできます。
オンライン予約(旅行者向け特別版):
一部の旅行サイトでは、事前購入して空港で受け取れるプランや、空港送迎・SIMカードとのセットプランも用意されています。
EasyCardの使える場所
EasyCardは交通機関以外でも幅広く使えます。
1. 公共交通機関:
- 台北MRT・高雄MRT
- 各都市の市内バス(台北・台中・高雄など)
- 台湾鉄道(TRA)※一部路線のみ
- 公共レンタル自転車(YouBike)
- 台湾高速鉄道(THSR)※車内販売等の一部決済に対応
2. 買い物・飲食:
- コンビニ各社(7-Eleven、ファミマなど)
- 自販機、ベーカリー、カフェ等
- 一部のレストランやフードコートでも対応
3. 観光・生活関連施設:
- 台北動物園、猫空ロープウェイなど
- 一部の観光スポットや寺院
- 公共図書館(印刷・コピーサービスなど)
- 一部のタクシーや駐車メーター
EasyCardの種類と違い
旅行者向けには主に一般用EasyCardがおすすめですが、用途や対象によって複数の種類があります:
カード種別 | 対象者 | 払い戻し | 旅行者向け |
---|---|---|---|
一般用(Adult) | 全年齢向け | 可 | ✅ |
学生用 | 台湾在住の学生 | 可 | ❌ |
子供用 | 12歳未満(ID必要) | 可 | ❌ |
高齢者用 | 65歳以上(要証明書) | 可 | ❌ |
コラボ限定カード | ハローキティ・ポケモン等 | 可 | ✅ |
iPASS(一卡通) | 高雄エリア中心 | 可 | ✅ |
EasyCardとiPASSの違いは?
EasyCardは北部(特に台北)での利用に強く、iPASSは南部(高雄など)での普及率が高いです。ただし、両カードとも主要交通・店舗で使えるため、旅行者は基本的にどちらか1枚で十分です。
旅行者向けの実用アドバイス
- 事前に十分チャージしておくと、移動がスムーズです。
- 残高が余った場合、払い戻し可能(手数料あり)。
- カードは折り曲げ厳禁。ICチップの破損に注意。
台湾旅行をより快適にするには、現地移動の準備(EasyCard)と入国手続き(Arrival Card)をセットで計画するのがおすすめです。
台湾へのスムーズな旅行を計画している日本からの旅行者は、入国手続きと現地での交通手段の両方を事前に準備することで、快適な旅ができます。台湾に入国するには、台湾入境カード(Taiwan Arrival Card) の申請が必要です。入国後は EasyCard を使えば、国内での移動がより便利になります。